今月は、人に会ったり、意外な人から連絡もらったり、紹介して欲しいって頼まれたってことで人を紹介されたりと孤独ニストな私には珍しく人づいてた月でございました。
そんな中、以前に親しくしていた外国人からメルが来てました。
私が彼女のことを忘れている。ってことや、家族の不幸があって大変な年であったことが書かれていました。
彼女は学歴、職歴の華やかな人で、俗に言うキャリアウーマンとして世界を飛び回っている人です。そういった諸々の生活を捨てたくなくて、結婚をしなかった人でもあります。
私はそれはそれで良いと思っとります。私がとやかく言うことでもないですし。
でも私が結婚してしばらく経ったころからでしょーか、ノホホンとのんびし好きなことやって暮らしてると見える(あくまでも見えるだけですが)のが気に入らないらしく、周りにも主婦なんてやってカワイソーだとか言ってみたり、会えばやたらと私の不幸?探し。ダンナにまで「
働かせなさいよ」と直接言うようになりやした。
まぁ、ムカツクんだろうね
と放っておいたんですが、色々諸々、どーみても精神的にどーなんだろ?ってな状態に突入。オトコと別れたと連絡してくるも、専業主婦なんて人間のクズだー。なんてなことを言われたり。
一体、どーしたいのよっ
もぅ、仙谷化してるよ
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※【仙谷「
専業主婦は病気」と問題発言、本人は「記憶にない」と釈明】
http://www.yochien-joho.com/headline/photo/20100501/001.pdf
http://www.yochien-joho.com/headline/?date=20100501
ちなみに、こういう考え方って、白い共産主義とも呼ばれるもんだそうで。
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そんなこんなでオイトマさせていただいてたここ数年だったわけですが・・・
結構よい年になってきて、キャリアのゴールも見えてくるも、家族もいない、そばにいてくれる人もいない、スゴイレベルの仕事をやってると思ってた自分の仕事は若いのにバトンタッチ。
彼女がキャリア真っ盛りの頃に、結婚したり子供産んだりで人生に保険(彼女にとってはこれらは保険ってことになるんですなぁ)をかけるなんてナンセンスっ。人生何が起こるかわからないんだから無駄。なーんてことを嘯いてもおりました。
確かに、人生何が起こるか分からない。でも、それでも人って自分がやれること、少しでも安全に安心して暮らせるようにがんばるんじゃないでしょかね。それらが崩壊してしまう可能性はあるにしても。
そういうのを一切やらなかったのは、それはその人の選択だと思うのですよ。
わたしゃ、それはそれで良いと思っとります。
でもね、やらなかった結果と直面する段になって、人を頼るってのは「
そりゃズルイよ」と思っちゃうんですよね。
なんていうか、ギャンブルで負ける確率の方が高いゲームに一攫千金狙って持ち金をドカッと掛けたくせに、実際に負けが分かるとチャラにしてもらおうとあがいてる感じがナントモね。。
日本に住んでいた頃、60代の上品なおばさまとよくお茶しておりました。
お子さんも育てあげ、ダンナさんと自分の親の介護も終え、やっとこさ自由な時間ができたという方です。
ある日、「
姉がね、うちの近くに引越してきたの。。体が悪くなってきててね。ずっと独身だったから看てくれる人いなくてね。たぶん、私が看ることになりそうなのよね。。」と静かにおっしゃっとりました。
ズルイなぁ。と正直思ってしまいましたです。
おばさまがおっしゃるには、結婚するチャンスもあったそうですが、しなかったそうです。親御さんの介護をおばさまがしてらっしゃるときには、自分は仕事があるからと手をかさなかったそう。
私の恩師はずーっと独身なんですが、学生の頃にはよくこう言われとりました。
「
私はね、ひとりで野垂れ死にする覚悟があって独身してんの。その覚悟がないんだったら、結婚しなさい」
クリスマスのちょい前に、1年半ぶりにある友人に会いました。
なんか一気に年をとった印象です。
なんでも、更年期障害でここ一年で10キロ減り、体調が頗る悪かったそうな。
「
でもさ、ダンナがいたから良かったよ」とダンナさんが心の支えにもなり、体調の悪かった彼女にかわって色々やってくれてもいたそうな。
しばらくぶりに会ったので、色々話したんですが、彼女はこの1年で数人の独身のキャリア女史の友らと袂を分かったそうです。
「
もう体調が悪いときにさ、彼女たちの不安ていうの?気持ちは分かるんだけど・・・」と、精神的なクズレっぷりについて行けず距離を置くことにしたことを話していました。
「
別に仕事バリバリやって結婚しなくても、血のつながった家族以外に自分を愛してくれる人がいればいいんだよ。でも自分の周りにいるのは自分を頼ってくる人ばかり。そういうのじゃダメなんだよね。嫌なんだよ。かと言って、ひとりで生き抜いてゆく自信もなくなってるわけでしょ」というのと、そういった男でもヨシとするなり、自分のキャリアだなんだーという拘りを捨てて、素直になって相手探しをせぬことにゃ無理だわさ。ということも言っとりましたです。
ダンナに、久々に外国人の彼女からのメルが来たことを話してから、短い返事を書きました。
゛ご家族の不幸、心より悼み申し上げます。来年があなたにとって良い年となりますように゛
「
こんなカタの返事でいいの?」とダンナ。
これ以上、書きようがないわさ。と言うと。
「
彼女の状況を見てどう思うの?」に、かわいそうに思うし、できることがあればとも思うけど、キャリアっていう私には全然関係のないプライドに乗っかって、見下されながら助けを求められるってのは、私も嫌だしさ。それに、そんな彼女にはやっぱり彼女を大事に思ってくれる人は現れにくいと思うしね。彼女自身が変わらないと彼女の人生も変わらないと思うから、今は手をかせないし、かしたくないよ。だからこの返事でいいのよ。
昔から、年齢や性別、人種に関係なくお茶したりとか友だち付き合いなぞ色々としてきたつもりですが、ここに来て、人生の後半に突入の悩みなどなどを見聞きすることが多くなった気も。
まぁ、自分もそういう年齢に近づいてるってことなのかもですなぁ。
ああ、今年も暮れてゆく・・
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